東京都指定
無形民俗文化財。保護団体は深川力持睦会です。
Fukagawa Chikaramochi
米俵を担いだ町の力と技が、いまも受け継がれています。
米俵を市場へ運ぶ農夫(1890年代頃・日本)/ New York Public Library/ No known copyright restrictions/深川力持の実演写真ではありません/表示上トリミング
Born around Saga
江戸の物流を支えた佐賀あたりの倉庫地帯では、米俵や酒樽を運ぶ荷役の人びとが働いていました。 日々の仕事で鍛えた力と、重い道具を安全に扱う技が、やがて人に見せる余技へ育ちます。
深川の力持は、ただ重いものを持ち上げるだけではありません。 道具との均衡、姿の美しさ、囃子との呼吸を合わせて見せる民俗芸能です。
From work to heritage
Strength in ukiyo-e
ここに並ぶのは、深川力持の実演記録そのものではなく、江戸期に描かれた力自慢や 米俵の題材です。当時の人びとが「力の芸」をどう見たかを伝えます。
Technique & rhythm
米俵、酒樽、臼、小舟、脚立、木箱。身近な仕事道具を使い、 砂村囃子に合わせて力と均衡を見せます。
長唄「近江のお兼」にも力持がうたわれます。掲載画は怪力伝説の題材であり、 現在の深川力持睦会の演目を直接描いたものではありません。
Living heritage
佐賀稲荷神社には、力持の担い手が奉納した力石が残ります。 富岡八幡宮境内にも「深川力持の碑」と力石があり、仕事から生まれた芸能の歴史を伝えています。
無形民俗文化財。保護団体は深川力持睦会です。
地域の民俗芸能として記録・継承されています。
米と荷役の町だった歴史を、身体の技で現在へつなぎます。